春夏秋冬



あたしの声が、倉庫に鳴り響く。





「…なんで?何も知らないくせに、


あたしをわかったようなクチ利かないでよ!!


なにが、守る?


そんなふざけた事言って何になるの?


だいたいなんなの!?


初対面のくせして…まぢ、意味わかんないからっ!!」






あたしは零れそうな涙を抑え、部屋を勢いよく出た。


あたしはひたすら走って、


誰も見ていなさそうな倉庫裏に行った。


外は雨が降っていて、とても寒く感じた。


なんで、涙が垂れるのか。


なぜ、あたしは泣いたのか。


わからなかなかった。


誰のための涙なのか。


全て自分がイヤだった。


自分が弱いから理由だってわからない。









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