春夏秋冬



ーぐいっ


いきなり春哉に手をひっぱられ、体勢を崩す。


そして00:00.00秒


あたしに口付ける。


しばらくして、唇を離すと春哉はあたしを抱きしめ、耳元でこう粒やいた。







「誕生日おめでとう。結婚しよう」






・・・けっ、こん。


嬉しい。


嬉しいよ。


春哉。


あたし、永遠を信じる。


春哉と一生一緒に、生きて行くことを
誓います。


そして、取り出したのは17本のバラの花束。


「あれ、あたし、18歳だよ?」


「最後の1本は、ココだよ。」


春哉の手には、バラのネックレス。


「・・・嬉しい」


生きてて、よかった。


春哉たちに出会えてよかった。


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