春夏秋冬
6 最後の日


「朝だよ、紫奈ちゃん」


部屋にはなぜか美春さん。


「なんで、ですか・・・」


あたしは、また目を閉じる。


「まっ、見てなさい」


なんかいっぱい女将さん。


しかも、壁にかけられた真っ白いドレス。


「・・・・え?」


これってもしかして・・・・


もう1度、目をこする。


やっぱり、壁には真っ白いドレス。


「さっ、じっとしててね~」


あたしを鏡の前へと連れて行く。

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