春夏秋冬



今日で、最後…。


最後にしなきゃ…。


春哉達が、傷つくから…。


あたしは、フルーツジュースを貰い飲む。


1番美味しいはずのジュースが、
今日は何故か切ない味がした。




「…さっ、訳を話してもらおうか」




春哉はニッコリと笑う。


言いたくないよ。


離れたくないよ。


でも、仕方ないよね。







「朝も、言った通り

…もう、あたしに接しないでほしいの…」







涙…ダメっ!!


悲しくなんかない。


イヤなんかじゃない。


そう思う度、涙が込み上げてくる。





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