春夏秋冬
「洋にこんな綺麗な人がいたなんて!!」
…あっ、思った事言っちゃった☆
「あら、ありがとう」
…洋はね、あぁ見えて寂しがりなのよ。
強がってるけど、本当は寂しいのよ。
だから、毎日ココに来てるの。
本当は、あたしが寂しくさせてしまったの。
あたしん家ね、母子家庭でいつも
お母さんは夜まで働いてて、
あたしもバイトしてて洋は、
まだ小さかったから一人ぼっちだったの…。
でも、洋は弱音も吐かず
…いつも堪えてた。
そんな時、春哉くんに会ったのよ。
春哉にとっては、ココが居場所。
だから、
あたしは春哉にかわいそうな事しちゃったんだ…。」
美春さんは、洋の過去を話してくれた。
「でも、洋はちゃんと居場所を見つけて
…楽しいと思います。
だから…美春さんは、自分を責める必要なと思います。
きっと、洋はわかってると思います。
美春さんが、家のために働いてたって。
だから…逆に洋は、
美春さんに心配かけたくないから、
春哉たちとつるんでたんじゃないんですか…?
だから、心配ないと思います。」