春夏秋冬






そう言ってあたしは、



自分から春哉に初めてのキスをした。



時間が止まったように、



あたし達の愛の時間は止まったまま。



素直に嬉しくて、純粋な恋が出来ている気がした。



春哉がね、


あたしを暗闇から光りに導き出してくれたんだよ?



だからね、春哉をスキって気持ちは誰にも負けない。



でも、もったいないから言わないよ?



「…冷えてきたな、戻るか」



あたしは春哉と手を繋いで、部屋へ戻った。







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