春夏秋冬
そして朝…。
小鳥の囀りは聞こえず、
目を開けたら目の前には春哉の顔…?
…き、キスしてる!?
あたしは反射的に、春哉を突き飛ばした!!
-ガンッ
春哉は痛そうに、自分の頭をこする。
「…って~な、おはよ、紫奈」
何事もなかったように、話しかける。
「おはよ」
まぢ、心臓バックバク。
「ど~よ?…キスでの目覚めは」
「それはもちろん、さ・い・や・く」
…そこまでじゃ、ないけどね?
「うん。素直に、う・ざ・い」
春哉め…。