春夏秋冬


また手を引っ張られる。


「はっ?まぢ、意味不明なんだけど?」


男、背でかっ!!


「やっと、喋った。名前は?」


「…神山紫奈」


あたしはこいつの目が見れなかった。


澄んだめが、すべてを見透かしてそうで


…嫌いだった。


「紫奈、おまえ龍泉に来い」


…なにそれ。


「なんで?」


「総長命令」


「なにそれ?あたしは行かないから」


「じゃあ、拉致る」




< 7 / 166 >

この作品をシェア

pagetop