春夏秋冬
それからあたしたちは、いろいろして
無事帰宅。
そして、またいつもの日々が続く。
次の日、あたしはいつものように
迎えをまったいた。
・・・遅いな。
「ごめん、ごめん」
そう声を上げながらきたのは、
春哉ではなく、魔王様だった。
「大丈夫」
そう、愛想笑いをしてその場をごまかす。
「春哉は、なんか当分来れないらしいよ。
実家が、どうとか言ってた。」
・・・残念。
「大丈夫だよ。すぐ帰ってくるって」
魔王様のフォローが心に突き刺さる。
「行こう?」
あたしは気持ちが乗らないまま、バイクに乗った。