大切な君へ

それから
先生が明日、なんかの練習がある
とか言ってたけど
まともに聞いていられなかった。

だって
今から約1時間前
信じられない事実を知ってしまったから。


これは誰にも言えない。

いや・。

言いたくない。

彼とあたしだけの秘密にしておきたいから。
言いたくない。


まゆみ・・
ごめんね。

こんな性格のあたしに
何年間も付いていてくれて。


大好きだよ・・・。

大好きという言葉。
12年前は彼に言ってたよね。


今は、この言葉

まゆみと彼、どっちに当てはまるのだろう。


やっぱり
自分が分からない。

答えはいつ見つけられるんだろう。


こう考えてるうちに
嫌な感情が出てしまう。

彼と出会わなければよかった――――・・。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop