俺様彼氏はマネージャー♀
『着きました〜っ。』

と言われ車窓から顔を出す。

《桜花》と言う
回りがピンクの洋風のとても可愛いお店だった。

店の外には
《カップル大歓迎!!》とも書いてある。

バタン一。
車のドアを閉めた。
『行きましょうか』

との声に顔を縦に振る。

ガチャー。
開けたドアの向こうには また女の子らしい店内が広がっていた。

「可愛いお店ですねっ!!」と心の声が表に出る。

《何名様ですかー??》
『二名で。』
《かしこまりました。》

慣れてるのかな!?
桜野さんこの店…。
────彼女さんとか!? ────まあ…イケてるし────まさか…母と!?
『優さん!!』
『美優さん!?』

「あっ…はいっ。」
桜野のさんの人間関係を探るのに必死で気付かなかった…。

《ねえねえあれ…美優?》《めっちゃ綺麗〜っ》
《あれ←彼氏なんかな!?》
さっきまで静かだった店内がざわつきはじめる。
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