高級ソープ嬢〜これが私の値段
おじさんはすぐ履歴書を手に取った

それであたしに言った


「あの写真じゃネット鳴らないだろかわいそうに‥」

たぶんあたしが来る前にネットで調べたんだろう


そうですね


独特のオーラを放つそのおじさんはやはり真っ当な世界では生きていないような雰囲気だ


だけどその時あたしの中で今までとは違う”何か”を感じたの


不安はあった
でも風俗なんてもう何回も何件も見てきたんだから‥

今更、”怖い”なんてないよ


そう自分に言い聞かせた

NS店で働こうと思った自分がこれ以上惨めな気持ちにならないよう

せめて人気嬢になるしかない






そう誓ったたあの日からもう1年以上も経つんだね。

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