ヨワムシレンアイ


幸いにも先生は出張でいなくて
ベッドも空いていた。

「はぁ・・・」

あ・・・
ゆかりに保健室にいるって
先生に伝えてもらわなきゃ・・・

あたしはケータイを取り出して
ゆかりにメールをした。


【ゆかり~
具合悪いから保健室にいるって
伝えてもらえるかな?】

数分で返事が返ってきた

【わかった~☆
大丈夫?無理しないでね(´・ω・`)】


メールが終わると
布団の中にもぐった

なんだか急に寂しくなって
泣けてきた・・・

「っふ・・・りょう・・・ひくっ・・・」

別れを告げたのはあたしのほうなのに

まだりょうを好きな自分がいて・・・

情けなくなった


いつのまにかあたしは
寝てしまった。


< 14 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop