最低だけど超最高な愛しい人
☆プロローグ☆
出会いはホームページ。
初めてのメールは自己紹介。
初めての会話は「こんにちわ」。
初めて先輩って呼んだ日。
初めて『真由宇』って
名前を呼ばれた日。
初めて先輩じゃなくて
『優斗』って読んだ日。
初めての2人でのデート。
初めてのケンカ。
初めての仲直り。
…初めてのキス。
初めてのことだらけだった。
あなたとの
『初めて』
が嬉しかった…。
楽しかった…。
全てが愛しかった。
でも、あなたに近づくにはまだ、私は幼かった。幼すぎた。
その幼さであなたをたくさん
傷付けた。
それなのにあなたはそばにいてくれた。
最初は私のことなんか、
後輩とか
メル友とかしか思ってなかったくせに…。
彼女いたくせに…。
私なんかに優しくして…。
その優しさが苦しかった。
なのに、
優しい言葉で、
私に話しかけてくる。
そんな最高で最低なあなたに
私は…
恋をした。
大好きになった。
たくさん愛した。
あなたも、私をたくさん
愛してくれた。
たくさんの愛と幸せを
ありがとう。
今も、これからもずっと、
私はあなたを……
愛しています。