最低だけど超最高な愛しい人
「大丈夫、大丈夫」
私は、笑って答えた。
この2人といると、
今までの嫌なこととか全部忘れてしまう。
「なら、よかった」
里美が笑顔になる。
「そういえば、今月末さぁ、体育祭だね」
奈緒があ!と思い出したようにそう言った。
「そうだね」
体育祭かぁ…。
先輩、1日中見れるチャンスだよね。
「なんか、今日の6限目に種目決めるみたいだよ」
副学級委員長の里美がいうんだから間違いはないだろう。
なんか、楽しみ…。
私たちはそんな話をしながら、
教室までむかった。