未遂探偵J-集められた名探偵?-
「…こ、こちらこそ宜しくお願いします!」

冴子は深々とお辞儀をした…しかし、ジョーは隣で首をかしげながら…

「…あれ?…月影成一って有名な建築家でいたような…もしかして…」

…と、言うと月影は…

「…!!…よ…よく、ご存じですね…わたくしがその月影成一です。」

「…えっ?ジョー知ってるの?月影さんの事…」

「…あ、あぁ…建築雑誌に載ってたりしてたからな…そっか、だから建物が異才を放っていたのか…」

「…ハッハッハッ…異才だなんて…わたくしは変人なだけですよ。それにしても、わたくしの事をご存じとは…嬉しいです。…では、どうぞこちらへ。」

「…あ、はい…」

(…ただ…月影成一って年齢的にも老人だったような…)

…ジョーは月影に違和感を感じながら冴子と共に城内へと案内された…

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