顔面ヤクザ×強気な彼女
本当のヤクザ…
まぁ、当たり前に違うと思うけれど。
普通あんなに優しいわけないよね。
もしかして実は顔が怖いだけなのかもしれないなぁ。
靴を履きかえ、誰もいない玄関から一人でて行こうとした。
ザーー
そう、今の天気を表したらまさにそんな感じ。
あ~、確か今日は占い最下位だったかな。
「…傘、ないのに。」
何故、こんなに土砂降り。
負の連鎖が私に連なっているのだろうか。
もう、嫌になる。
濡れて帰ろうか、やむまで待つか。
ツンツン
背中をつつかれる。
「なに?」
振り向いたら視界入るのはピンクの折り畳み傘。
ゆっくり顔をあげると…
ほら、本日二度目の登場。
「か、柏原くん…」
ボスの登場に盛大な拍手!←