先生は官能作家
授業の為に着替えている最中でも沙耶は楽しそうにしている。
私はそんなに素直に生きられない。
だからこそ彼女の事を羨ましいと思う。
「リコ!早く行こうよ」
「忘れ物したから先に行ってて」
「りょーかーい」
沙耶と別れて私は忘れ物を取りに教室へ向った。
だけど、当然の事ながら教室には鍵がかかっている。
鍵は職員室。
急いで行けば授業には間に合う。
1分もあれば鍵を取って戻る事が出来る。