先生は官能作家
書類は小説。
でも、只の小説ではなかった。
性描写が含まれる、一般でいう官能小説。
女子生徒と教師の物語。
「…何でこんなものが職員室に」
「何してるのかな?」
背後に突如現れた咲先生。
驚きで背後に人が来ているのにも気付かなかった。
「咲、先生。コレ…」
その茶封筒を見て何故か先生は驚いた表情を見せた。
何故そのような表情を見せたのかが判らなかった。
咲先生は茶封筒を静かに受け取りその中を確認している。