先生は官能作家
その本の著者は岬あおい。
有名な官能作家。
何冊も本を出版されている。
噂によると内容は全て濃い。
「何で…先生が…」
「もしバラしたら、如何なるか判ってる?」
その表情は今迄見た事がないほど黒かった。
優しくて可愛い先生ではない。
別の人間がそこにいる。
こんなの先生じゃない。
「…先生はそんなんじゃない!」
「これが本当の俺だから。それに騙されてたのは誰?」
「……校長先生に報告します」