先生は官能作家
パシャッというシャッター音。
息が出来なくなり先生の胸をドンドン叩くと漸く唇は離された。
「はぁ…はぁ…」
そして、もう一度シャッター音が聞こえた。
先生の手にはケータイ。
撮られた!
「もし言ったら、これバラすから」
ニッコリと腹黒い笑顔がそこにはあった。
写メには私と先生のキスシーン。
私の顔は判るが先生の顔は写っていない。
優しい先生は此処にはもういはしなかった。
目の前にいる先生は腹黒で性格の悪い人。