先生は官能作家

◆偽物…side SAKI







俺は氷の様な女性を見た。





周りの者から浮き出た存在。





目が奪われた。





だけど、嘘だらけの俺がいる。





彼女は偽りの俺しか知らない。





それでも、彼女にはその俺が俺。





氷じゃなくて優しい子だって知ってる。





いつも、皆の為に働いている。





俺とは違う。







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