先生は官能作家




表情に出さずにいるのは苦労する。





「結城さん。昨日の報告をお願いします」




「判りました」





素直に彼女は従ってくれる。





それは俺が先生だから。





彼女は生徒。





慕ってくれているのは先生として。





恋ではない。






哀しくなるがそれでも良いか。





だから、俺の想いは小説に込められていく。





伝えられないこの想い。






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