先生は官能作家





あれを見られたら一貫の終わりだ。





クビになるのは御免だ。





もうすぐ会議が始まってしまう。





急げば間に合うか。





「…すいません…職員室に資料を忘れちゃったみたいなんですけどー」




「咲山先生…早く取りに行って下さいね」




「ありがとうございますー!」





半泣きと笑顔を見せて会議室を飛び出した。




途中で何もない所につまずいた。





つまずいた、演技をした。








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