先生は官能作家




職員室のドアが少し開いている。





授業のない職員は今会議室に集まっている。





生徒達は授業。





誰かがいるとは考えにきーんだけどな。






部屋に入ると見慣れた奴の姿があった。





銀色の髪、結城がいる。





「何してるのかな?」





いつもどおりの口調で話しかけた。





だけど、彼女の表情はいつもと違う。





「咲、先生。コレ…」




その手に持たれた茶封筒。







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