先生は官能作家




そんな事も覚えてねーよ。




きっと一目見た時から何か感じたんだ。




何処かで俺と似てると。





さて、念の為結城にもっかい口止めだ。





「あー、そうだ!結城さん。頼み事があるのでついて来てくれるかい?」





口実だけどな。





実際頼み事なんかねーよ。





多分結城も判ってんだろ。





「判りました」





本当、疑ってても素直だな。




視線が鋭くて突き刺さって少し痛い。





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