先生は官能作家
結城と一緒に教室を出た。
そして、人気のない所へ行く。
此処なら問題ねーだろ。
「先生。頼み事とは一体何でしょうか」
そうは言ってるけど目は疑ってんな。
なんか、誰も信じないって感じの目。
これが高校生のする目か?
「すっかり僕の事疑っちゃってるねー…結城」
静かに眼鏡を外した。
口調もいつもの俺。
「疑うのは当然の事だと思いますが」
確かにそうだな。
俺だってそうする。
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