先生は官能作家





いつの間にはそんなあだ名が付いていた。





この銀色の髪がいけないの?




母方の祖母と同じ銀色の髪と翡翠の瞳。





クォーターの私に此処まで血の影響が出るなんて。





私は、氷じゃない!




「リコー!おっはよー☆んっ、目が変だよ」






「沙耶、おはよう。目にゴミが入っただけよ」






「あたしはリコの綺麗な目、好きだからね」






また、心を見透かされたかの様だった。





いつも沙耶は私が欲しい言葉をくれる。







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