先生は官能作家




先生は偽物。





笑顔だって偽物。





そして、私も。





考えていると色々浮かぶ。





昔の事も思い出す。






大嫌いなあの頃。





私が私じゃない時。






記憶から消してしまいたい。






「結城さん。ボーっとしてますけど何かありましたか?」





「いえ、何でもありません」






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