先生は官能作家




いつもと何かが違う。




「結城さん。ボーっとしてますけど何かありましたか?」




「いえ、何でもありません」





あっ、俺のせい?




でも、それとは別に何か…





「顔色が良くないですね…保健室で休んで来ますか?」





むしろそうしてくれ。





俺が不安になる。





一人の生徒に此処まで執着するのはアレだけど仕方ないだろ。





何かあったら困る。




「そうさせてもらいます」





良し。




ちゃんと届いたか。







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