僕は君だけを愛してる。
好きじゃないけど…
だけど、やっぱり諒はかっこよくて。
悔しいけど、ドキドキする。
こんな風に触れられるのも、こんな言葉を掛けられるのも……
全部が初めてだから…。
さっきのキスを思い出して、一気に顔に熱が集まる。
「顔、真っ赤だよ?」
耳元で発せられるその声にもっと顔が熱くなる。
うううううぅ……
恥ずかしいよぉ…。
目をキュッと瞑って俯くと、頭の上にポンッと大きな手が乗せられる。
「かわいくて離れるのがもったいないけど、次の授業まであと3分しかないみたい」