僕は君だけを愛してる。
――放課後。
日直だったあたしは、ゴミ捨てを任されてしまった。
ゴミ収集場は、渡り廊下を通り抜けて、特別教室がある第一校舎の横にある。
やっと辿り着き、ゴミを捨て、教室へ戻ろうとした時――
「ちょっと、話があるんだけど!」
振り返った先にいた、3人の女子。
今流行りのメイク、綺麗に巻かれた髪…その全身を見てみると、指先までも丁寧に手入れされている。
初めて出会った頃の歩みたい。
でも、歩とはちがう。
……怖い。
強調された目で、あたしをキツく睨みつける。