僕は君だけを愛してる。



何って言われるんだろう…?



冷たい風が身体に突き刺さる。

……ドキ、ドキ、ドキ

心臓が激しく音をたてる。


思わず握り込む手。
爪がくい込んで痛い。


自然と俯いたあたしに向けられた言葉。





「あんた、何なの!?」


あたしの全てを否定するような冷たい瞳。


何も言葉を返すことが出来ないあたしに、彼女たちはさらに続ける。




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