貴方に恋したあの日から


「ねぇねぇ、今日も二人で飲んでたの?」

「ちげーよ。野球のやつ。」


野球っていうのは、お兄ちゃん達は大学で野球をやってるのだ。


「大変だったんだぞ、こいつ。」

「へっ?なんで?」

「元彼のマネージャーからいいよられてさぁ。」


どことなく楽しそうなお兄ちゃん。


「ちょっ!!その話は終わりっ!!」


ほら、篤也くんめっちゃあせってんじゃん。


「ってゆうか杏ちゃん、明日も学校でしょ?早く寝ないの?」

「あっ、うん・・・・・。」

「そうだぞ。お前がちこくしたら俺がかあちゃんに怒られるんだからな。」

「はいはい。わかりましたよーだ。」


なんだよ、お兄ちゃんまで。

もっと、篤也くんと話ししたかったのに・・・・




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