貴方に恋したあの日から


休み時間は、ほかのクラスも噂を聞いたのか榎本君の席にいっぱい集まってきた。


「杏、お昼いこ?」

「うん。」


私と由真は、お昼ご飯を食べに弁当を持って屋上にやってきた。


「なんかさぁ、榎本君の目ブルーじゃん?」

「うん?」

「不思議だよね。カラコンかなにかだよね?……、なんか吸い込まれる感じ」

「ふーん。そう?」


なんて、由真に笑われた。





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