Light
プロローグ
「晴香・・・
俺は何年経っても晴香のこと
忘れないよ・・・」
俺は手紙を読み終えるとカーテンを
開けて空を見た。
―宏人・・・
あたしたちの恋って苦くて、辛くて
切なくて...そして悲しい恋だったね...
でも...
あたしは自分が不幸だなんて思ってない。
だって..あたしの隣にはキミがいたから。
あたし本当は自分の命があと少しだって.....
分かってたんだ。
だからせめてキミに『ありがとう』って
伝えたいの。
本当は直接言いたいけど・・・
素直に言えないかもしれないから
手紙、書くね。
この手紙を読んだらキミのことだから
泣いちゃうんだろうね。
でもね...?
1つだけお願いがあるの...
それはね・・・?