恋愛Game

ちょっと面白くなって、からかってたら怒ったのか目つきが恐くなった。

「お前さ…俺の身分、全然知らねぇだろ？」

み､身分って…。だからアンタは本当にアタシと同い年？って聞きたいのよ。
まぁ、身分とか言われても入学してきたばかりだし？
知るわけないよね。

「俺、ここの理事長の息子だから」
「はい？それ本当？」
「あぁ。嘘で、こんなこと言わねぇよ」
「だよね…」
「だから、何かしたら即退学ね」
「はぁ！？何それ！？」
「まぁ、頑張れ」
「…アンタ、ムカツク」
「ねぇ、戻んなくていいの？」
「は？」

蓮人に言われ時計を見ると針は９時を回っていた。

「ヤバ！てか、アンタも戻んなくていいの？」
「そうだな、行くか」

何、のんきにしてんのよぉ！

そう思いながらアタシと蓮人はＢ組へと戻った。