恋愛Game



「遅いよ~!もうすぐ始まっちゃうよ?」

クラスの実行委員が言った。
まぁ色々あったからな。

「さぁ!目指すは売り上げナンバーワン!皆ぁ~行っくよ~!」
「「オォォォォ!」」

やたらテンションが高ぇ…このクラスは…。


…………
………
……


「私!蓮くん指名で!」
「アタシもぉ♪」

忙がしい…忙がしすぎる!

「お帰りなさいませ。お嬢様?」

なんて普段言わないセリフ。今日は、ずっと表でいなくちゃいけないから、それが大変。

「ねぇ♪蓮くんはぁ、どんな女のコがタイプなのぉ?」

香水がキツク化粧が濃い女子に聞かれた。こういう女、無理…。

「そうですね…。優しく笑顔が可愛らしい女性でしょうか。お嬢様みたいな、ね?」
「きゃああ!」

お前みたいな奴、タイプなわけねぇだろ!
と心の中では思ってる。
嫌でも、こんな言葉を言わなければいけない。
まぁ結構楽しいっちゃあ楽しいけどな。

2時間程働いて店の前の1人1人の写真が貼ってある看板に誰が1番人気なのかと言う札が貼られた。執事ナンバーワンは俺。2番めは隼水。3番めは愛李。メイドナンバーワンは恋叶だった。



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