恋愛Game



「じゃあ、お前が得意な英語からやってみようか?」
「分かった」
「これ、俺の英語のワークなんだけど、このページの問題やってみ?」
「うん」

恋叶が問題を解き始めてから30分が経った。

「出来た?」
「出来たよ!」

へぇ…結構自信あんじゃん?
でもな?間違えあんぞ、これ。

「どうだ!」

笑顔で自信満々に言っている恋叶を見下すように俺は言った。

「その自信は、どこから来るわけ?」
「ぅえ!?」
「だいぶ間違えてると思うよ?」
「…ありえない」
「それは俺のセリフなんだけど…んで?キスしてくれるわけ?」
「……」
「してくんないの?」
「アタシからすんの恥ずい。蓮人からして」
「俺から?」
「うん…」

ホントにいいのかな…。
でも、まぁ本人が良いっつってるし、いいか。

俺は恋叶にキスをした。



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