恋愛Game



「あ~…まじヤベェ…段々悲しくなってきた」
「隼水…」

そんなテンションの低い隼水のまま放課後を迎えた。
隼水は、ずっと窓にへばりついている。その横で愛李と蓮人が呆れているけど…。

「何?どうしたの?」

アタシは隼水達に駆け寄った。桃華も一緒に。

「あれ、見ろよ」

蓮人が指差した先には手を繋ぎ歩いている双葉ちゃん…と赤根先輩。

「あぁ、なるほどね。それで沈んじゃってるわけね」
「うん。そうなんだよ。恋、なんとかしてくんない?」
「何でアタシ?」
「なんとなく☆」

と愛李。
はぁ?なんとなくでアタシに頼まないでよ。

「あの~…隼水?そろそろ窓から離れたら…」
「あ?」

うわ~お…隼水が不良化してる…。



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