恋愛Game



「蓮人のこと…何でそんなに縛りつけるのですか…」
「縛りつけてなど…!」
「いるじゃないですか!?」

はい。
アタシ爆発。

「恋愛まで縛りつけることないですよ!どうしてもアタシのことが許せないならアタシに考えがあります」
「…なんだい?」
「アタシがいなくなったら良いんでしょう?じゃあアタシが退学をして蓮人から離れれば、いいじゃないですか。そのかわり今後一切の蓮人の恋愛は自由にしてあげて下さいよ」

これはアタシの本心。蓮人の為だったらどうなっても構わない。

「ハハ…それは本心かい?」
「はい。嘘なんて言いません」
「退学か…。君は何故、蓮人の為にそこまで出来る?」
「……とだからです」
「は?」
「蓮人は大切な人だからです」
「…大切な人か。分かった。君は、もう少し退学を考えると良い。君が退学する際には、ちゃんと入る高校も用意しよう。そして蓮人にも自由な恋愛をさせてあげよう」
「考えるなんて有り得ないわ。アタシは、もう退学するんだから」

キッパリと言った。迷いは無いよ。

「そうか。じゃあ高校を用意しよう。退学と言うより転校という形にしておこう。そして、それは1週間後にする。後で高校の資料を用意しよう」
「有難うございます。皆には学校辞めること言わないで下さい」
「分かった」

終わった。
アタシの櫻菜での学校生活。



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