恋愛Game
「分かってくれましたか…?宮田恋叶はこんなにも愛されているんです。宮田恋叶は、良い子です。俺が心から愛した人です。恋愛と宮田恋叶の転入を認めてください」
「いや…私は認めない」
はぁ?まだ認めねぇのかよ。しぶとい人だ。
その時、理事長室の扉がギィーっと開いた。
「!?」
親父は、かなり驚いている様子だ。
まぁ当たり前だろうな。
七通の退学届…いや、俺も含めて八通か…。
八通の退学届の送り主達が集まったんだ。驚かないわけがない。
「理事長…」
「お前等…」
「…退学届は見ていただけましたか」
「その様子だと見たようですね」
「ッ…」
「僕達にとって宮田恋叶は必要不可欠な大切な存在です」
「明るくて優しくて貴方の息子のために退学を決意しちゃうような子で…」
「不器用なところもあるけど凄く憎めない子です」