恋愛Game
「ウチ達にとって恋叶は必要なんです」
「皆、恋ちゃんが必要なんです!」
「お願いします、理事長…」
「宮田恋叶の転入を認めてください!!」
皆が一斉に声を揃えて言った。親父は黙っている。
「顔をあげて下さい」
俺等は礼を止めた。
「はぁ…君たちには負けたよ」
「…じゃあ!」
「あぁ宮田さんの転入は許可しよう」
マジか!?
「やったぁぁぁ!」
ホントに良かった。
「蓮人、君にも負けた」
「………」
「これからの恋愛、君の自由にするといい」
「…良いんですか?」
「そのかわり次期、理事長…宜しくな」
「はい!」
…マジで良かった。後は恋叶を櫻菜に戻すだけ。まだゲームは終わっちゃいねぇよ、恋叶。
必ず、ここに戻してみせる。
…待ってろ!恋叶!