恋愛Game
熱い体温(蓮SIDE)
「は?恋叶が倒れた?」
「うん。2時間めにね」
2時間めは選択授業だったよな…。
俺は美術で恋叶は音楽。
「保健室に寝てるから行ってみれば?」
愛李に言われた。
「分かった。行ってみる」
ガチャ
「失礼します」
保健室のドアを開ける
「あら咲屋くん」
「宮田さんの様子を見に来ました」
俺はキラキラの表笑顔で言った。
「あら、そう。私ね、今から出張なのよ。保健室、閉めるから貴方が世話してくれない?」
世話?
別に良いけど…。具合悪い生徒を残してくなんて凄い先生だと思う。
「いいですよ」
「じゃ、宜しく」
俺は恋叶を仕事部屋まで連れていってベッドに寝かせた。一応ベッドとかあんだよ。この部屋。
何か住めそうなくらい豪華だから…。
汗をかいて苦しそうな顔をしている恋叶。