恋愛Game
―スーパー―
「……」
「ねぇ、大丈夫?」
俺、もう限界だわ。
理性がヤバイ。
「あっ恋叶!」
「「うわ…」」
お?恋叶とハモった。
つーか何で、ここに酒井がいるわけ…?
「ねぇ~香ちゃ~ん。だぁれ?このイケメ~ン」
うわ…女連れ…。
恋叶も苦笑いだし…。
「ん~友達だよ。恋叶と咲屋は何してんの?」
俺はグイッと恋叶の腕を引っ張って抱き寄せた。
「何ってデートだけど」
「はぁ!?」
恋叶が騒いでる。俺は目で静かにしてろと訴えた。
俺と酒井の睨み合いが続く。
「…ふぅん。楽しんで」
と言って酒井と女は立ち去った。
「…ざまぁみろ。行こうぜ、恋叶」
「あっ、うん」
『あっ、うん』だって。
可愛すぎる。
「蓮人は何が食べたい?」
「え、俺?」
「アンタしかいないじゃない」
「…シチュー」
「シチュー?分かった」