涙の跡
「えっ?3人じゃないの?」
だって昨日聞いたときは3人って言ってたはず…。
「ごめん!どうしてもって言われちゃって…、高校からのダチでさぁ…駄目だった?」
申し訳なさそうに言ってくるお兄ちゃんがなんだか可哀想で普段人見知りが激しい私はちょっと抵抗はあったけど
「お兄ちゃんの友達なら全然いいよ!」
了承した。
「ありがとう。そしたら待ってるからな!」
「うん。後でね!」
そう言い、電話を切った。