風が聴こえる
退院
「ったく、何でまたこんなに散らかってんだよ?」
今日は寒いながらにも天気のいい日。
お袋の退院日。
もう晩御飯を自分で作ると言う面倒くさい行為からも逃れられる。
そんな、すがすがしいハズの日。
なのに、病室があまりにも汚い。
昨日俺は、病室を綺麗に片付けて帰ったハズなのに・・・・。
「あぁ、今日退院するから、荷物をまとめようとしてたら、こんなんなっちゃって・・・エヘ☆†°」
「エヘ☆†°じゃねーよ。」
この女の血を引いているというだけで、時々ゾクッとする。
「もういい・・・どけ。」
この女にやらせていたら、この地球はゴミに埋もれてしまう。環境汚染だ。社会問題だ。
俺は、環境保護のために、自分が片付けることにした。
「ごめんね。啓。じゃぁ母さん、水でも買ってくるわぁ。」
同室の人はみんな寝ている。
しんと静まり返った病室で一人、俺はベッドを片付け続ける。
―――あの少女は・・・。
名前を知ってはいても、勝手に呼び捨てにするのはわるい気がする。
今日は寒いながらにも天気のいい日。
お袋の退院日。
もう晩御飯を自分で作ると言う面倒くさい行為からも逃れられる。
そんな、すがすがしいハズの日。
なのに、病室があまりにも汚い。
昨日俺は、病室を綺麗に片付けて帰ったハズなのに・・・・。
「あぁ、今日退院するから、荷物をまとめようとしてたら、こんなんなっちゃって・・・エヘ☆†°」
「エヘ☆†°じゃねーよ。」
この女の血を引いているというだけで、時々ゾクッとする。
「もういい・・・どけ。」
この女にやらせていたら、この地球はゴミに埋もれてしまう。環境汚染だ。社会問題だ。
俺は、環境保護のために、自分が片付けることにした。
「ごめんね。啓。じゃぁ母さん、水でも買ってくるわぁ。」
同室の人はみんな寝ている。
しんと静まり返った病室で一人、俺はベッドを片付け続ける。
―――あの少女は・・・。
名前を知ってはいても、勝手に呼び捨てにするのはわるい気がする。