戻りたくなる二年間
学校が終わって慌てて帰る支度をしアパートを飛び出た


『鍵は閉めたな』

『あっ!』

『携帯忘れた』


慌てて部屋に戻った


オレは意外に忘れっぽいし、おっちょこちょいだ


『今度は完璧』

『ヤベッ』


『鍵掛け忘れた』


そう単なるバカなのかもしれない…笑


『こんどこそ完璧』


『よしっ』


そしてダッシュで駅に向かった


急いでるときに限って信号が長い


『また赤かよっ!』

『すぐ邪魔しやがって』


『ぱっ』


青になった瞬間にまた走り出した


5分ぐらいで駅についた


切符売場で早速切符を買ってホームに向かった



するとちょうど


『ゴォー』
『間もなく止まります、白線より下がってお待ちください』


『おっ!ナイスタイミング♪』


電車が止まり扉が開いた


『お~!』


ものすごい量の人が降りてきた


『そっか今日からゴールデンウィークだもんなぁ』


『まもなく扉が閉まります』


『プシュー』


『よいしょ』

『あ~疲れた、やっと座れるよ、つくまでちょっと寝よ』


オレは走りすぎて相当疲れてたからかすぐ眠れた





この時はまだ何も気づいていなかった…





まさか今日オレの人生を変える女の子に出会うとは…



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