前世からの贈り物
「探してみようかな…」
「指輪の持ち主を?」
「うん」
彼氏である白谷亮<シロヤリョウ>に相談
「仮に前世だとしてもそんな指輪探したらキリがねたぇよ」
「まぁねでも調べはついたよ」
「どーゆーこと?」
亮に指輪を見せた
「この指輪ってブランドの゙゙花゙でこの宝石はクラインって石
で花は宮城県にしか存在しないんだって」
「へ〜けっこう調べたじゃん」
「まだ続きはあるよ
で行ったんだよね宮城まで
購入者の名前が分かったんだ
カネシロタクヤさん
生きてたから38歳」
「生きてたら?」
「15年前に購入したから」
「まさか?」
私のくせで企むとつい笑う
亮は気づいたんだろう
私が何を企んでいるのか
「カネシロタクヤさんってうちの市内に住んでいるから行かない?今日」
「パース部活」
亮はサッカー部でけっこ強い
でも・・・・・
「サッカーよりも私の前世の指輪の方が気になるでしょ」
「・・・・・」
亮は何も言わない
やった!一緒に来てくれるんだ