ときどき、切ない…幸せの定義
始まり
飲み会の帰り道、アパート前に段ボールに包まれるように眠る男の子を発見する。

まるで天使のような寝顔で可愛らしく見え、つい除き込んでしまった瞬間に事件は起きた。

パッと、目を開け私にキスをしてきた。

「…えっ、ちょ、ちょ、ちょっと…」

突飛ばし走り去ろうとした時、抱き締めてきた。

「・・・・・えっ!?」

耳元で…「行かないで、お願い」と、甘い声で囁かれた。

そんなこと言われても困る。
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